スターシップ・アンジェリーク
公式設定
公式設定のままでは、ゲームとしては楽しめても、小説にはなりません……。
というわけで、変な部分は改変し、足りない部分は補って、オリジナル設定を作るわけですが、公式設定と混乱してはいけないので、ここに簡単にまとめておきます。
公式設定が知りたい!という方は、ご自身でメッセージコレクションやメモリアルブックを購入されて確認した方が、安全確実です。本の購入には、
本の紹介ページを参考にして下さい。
不満がすごくあるので、徹底批判をしたかったのですが、ゲーム系って著作権とか面倒くさそうなので、やめました。
すべての設定の出典は、アンジェリークのゲームソフトと各関連本です。
2004年3月現在の出典は以下です。
アンジェリークメモリアルブック アンジェリークSpecial2メモリアルブック アンジェリークデュエットメッセージコレクション アンジェリークSpecial2メッセージコレクションvol1&2 コミックアンジェリーク(由羅カイリ)
ここを読まなくてもゲームプレイや、当サイトの小説を読むのに、全く支障はありません。
宇宙論
この宇宙には女王の統治する世界があるそうです。女王の統治する世界は銀河系の大きさくらい。女王が統治するのは主に母星系と言われる星系で、パスハなどの女王統治外の惑星に住む者もいます。
はい、これが公式設定。
書いてあるのは、
「女王が統治するのは母星系と呼ばれる星系が中心」
「守護聖たちの出身惑星も殆どこの母星系」
「パスハ達の惑星は別の星系だけど、一緒に引越しした」
「女王の統治する世界は銀河くらいの大きさ」
ってことだけ。1つの恒星にそんなに山ほど居住可能な惑星が詰まっているわけなの?じゃ、残りの恒星系はどうなってるんでしょう?しかも恒星系が銀河の広さぐらいあるんでしょうか。その上、宇宙ってそんなに早く滅びるの?
宇宙についてもっと知りたくなった方は、ネットで検索するか図書館・本屋さんへ。宇宙の単位はミレニアム以上で動きます。アイザック・アシモフの「ファウンデーション」シリーズが未読の方はぜひ挑戦してみて下さい。
統治論
女王の統治って何をどう統治しているのか、さっぱり分からないんですよねー。
Special2のメモリアルブックには、「女王と守護聖は無私の精神で世界を維持している」「だからこの世界は物質的・精神的豊かさのバランスが取れていて、争いもなく、文化レベルが違う惑星が存在しても円満に交流している」、みたいなことは書いてありました。
うーん、でも女王統治の財源は何?女王は聖地の運営費をどこから捻出しているのでしょう。宗教的存在でもないようですし、地方自治と国家政治の関係とも違うような。文化レベルが違うと貿易できないの?
女王が統治しなくても存在するパスハ達の恒星系(銀河系?)や、天空の鎮魂歌では女王のいない別宇宙が出てきましたから、女王がいなくても世界はちゃんと存在しているし。女王統治のメリットって本当のところは何なんでしょう。サクリアがなくても世界は成り立つんだもん。女王をあがめる理由がない。サクリアの設定がいい加減なので、この問題はどうにも解決しないパズルのようなものになってしまいました。
時間について
ここだけは私には譲れない気分があるので、ちょっと徹底して意見も書いておきます。
まず、公式設定では、聖地の時間は女王によって操作されているようです。しかも放っておいても守護聖というのは殆ど歳を取らず、何年も同じ姿でいるとのこと。そのままでは周囲の人との時間差が大きすぎるから守護聖の精神的負担がかかるだろう、ということで聖地時間は外の時間よりはゆっくりと過ぎるようになっているようです。
また、その方が統治するには便利なんじゃないかな。外界との時間差は一定ではなく、聖地での1年が外界で5年だったり60年だったりするそうです。
ここで変なのは、聖地の時間が操作されているということは、聖地に住んでいる人たちも長生きしている計算になりますよね(外界から見たら、ですが)。で、守護聖が推定年齢で、結構若いうちに交代した場合、聖地で守護聖のお世話をしているメイド頭みたいな人は、何人もの守護聖の面倒を見ているベテランになってしまいます。守護聖より威張っていたりして……。「あたしはあんたがこの世に魂さえ存在しない時からこの館をきりもりしてるんですからね!」とかって。
ま、そうはならないとは思うのですが、守護聖がぶつぶつ言っているように、恐らくいくら聖地の時間をゆっくりにしても、守護聖の時間はもっとゆっくりで、聖地時間で1年たっても、彼らの推定年齢の方は1年増えたりしないのでしょう。あからさまにそういう発言はありませんが。だからこそ、長い時間を拘束されている気がする。じゃないと主観的には守護聖在位ってほんの数年で終わっちゃうよー。無理やり大学に行かされたのと同じ程度じゃん。
次に変なのが、守護聖退任の年齢。例としては前緑の守護聖カティスと前鋼の守護聖ライ。ライは知りませんが、カティスはなんと29歳で退任しています。
待って!29歳って、ばりばり人生やり直せる年齢だよ!何で守護聖のみんなそんなに悲壮感漂わせいているの?まあ、ネットの2次創作サイトでサクリア消失を取り扱っている場合は、書き手の抱える心理的問題とかぶっているだけなのでかまいませんが、実際ゲームの中でも守護聖の皆様はまるで守護聖になることは人生を奪われることのように語っている。
でも5歳で守護聖になったジュリアスたちはともかく、通常15歳くらいで守護聖になって、29歳で開放されるならさあ、青春の一時期を珍しい経験に使用した程度じゃん。29歳ってまだまだいろんなことが新しく出来る年齢だよ!?
しかもあの個性豊かな守護聖たち、地上でも食べていけるいろんな技術とか特技持っているじゃん。なんたって知識と経験、精神の強さが格段に違うもんね。
常人の想像を超えるほどに長い若き日々だとしても、その後に第2の人生を歩める時間が約束されているなら、別に悲壮感を感じることもないと思うけど。
まあ、ゲームなので、おそらくカティスの年齢設定は、恋愛ターゲットになりうる範囲に設定されただけだと思いますけどね。でも守護聖たちの、あの「人生を奪われた」的発言は変。
リモージュの前の女王とディアなんて、老け顔だけどあれでまだ21歳なんだよ。現代の女性の結婚が30歳で当たり前だというのに。何て楽しいダブル人生なんだ。
当サイトの設定では小説に合わせて時間の流れの設定を変える場合があります。何が公式か迷ったらここを基準にして下さい。
サクリア
サクリアって、よく考えたなーと思います。発想はすごい。
光が誇りを司り、闇が安らぎを司るって、初めて聞いた時、くらっとくるほど感動しました。闇は悪、みたいに決めちゃう安直な世界観が世の中にはあるのに、見事にクラヴィスというキャラを作ったなーと。その代わり、後で悪役出す時に苦労していますね。「無のラ・ガ」とか「黒のサクリア」とか無理やり作ってます。
9つのサクリアを宇宙に均衡を取って送ることにより、女王は宇宙を導いている。そして女王には女王のサクリアがあり、女王のサクリアは9つのサクリアを内包しているらしいです。
ゲームとしてはこれでおもしろいんですけど、小説にするのは泣けてきます。曖昧すぎるよー。
9つのサクリアに9つである意味や共通点・差異点が明確ではない。
西洋のエレメントや東洋の5行に比べて、サクリアの意味不明なこと。(そもそも比べちゃいかんのだが。)光と言っても光そのものではなく、闇と言っても闇そのものではない。それぞれ司っているのは「誇り」と「安らぎ」なわけです。しかし「光」や「闇」とも無関係とは言えないらしい。物理的エネルギーではないらしいので、水のサクリアを使えば単純に雨が降るという関係ではないらしいし。(司るのは優しさだからねー。でも水の豊かな土地になるんだろうなあ。)
よくバランスよく育成を、と言いますが、この9つって均衡する力とは思えないから、バランスってなんだろう。
拮抗する力は光と闇、あとは炎と水くらいだから、どこがバランス点なのか不明です。
公式設定を書いておきます。
(出典アンジェリークメモリアルブック/ルビーパーティ監修/1995)
光の守護聖。光輝く誇りを司り、行動や行動意欲の源となる。
闇の守護聖。闇のもたらす安らぎを司り、休息、や静的状態を表す。
風の守護聖。風が運ぶ勇気を司り、移動の力や生命の息吹を運ぶ。
水の守護聖。心を癒す水の優しさを司り、治療や癒しの力を持つ。
炎の守護聖。炎の持つ強さを司り、軍事や破壊、また創造を生む。
緑の守護聖。緑がもたらす豊かさを司り、豊穣、動植物の繁栄を促進する。
鋼の守護聖。鋼を使いこなす器用さを司り、技術や金属鉱物の加工技術を促進する。
夢の守護聖。夢が贈る美しさを司り、美や愛、楽しみ、自由をもたらす。
地の守護聖。大地のような知恵。知識や知恵、物事の基礎や土台を築く。
当サイトのストーリーの中では、これらを土台としつつ、サクリアの利用については一部、必要に応じてオリジナル設定を作っていきたいと思います。ご了承下さい。だってこのままじゃどうにもなんないもん。
階級制について
なんと、公式設定では、女王統治の宇宙って差別社会なんです。
まず、軍人や学者は世襲制。職業選択の自由もないのか……。
守護聖や女王は多く出すと人々から尊敬されて貴族としての家柄が上がり、恩恵が与えられるため、経済的にも恵まれている。中でも女王を輩出した貴族は大貴族として位置づけられるそうです。昔の婚姻支配じゃないんだからさー。
貴族階級と庶民階級に大きくわけられるそうですが、法律上での身分差はないそうです。「階級というよりは家柄の差」だそうです。あと、主星は貴族が多いんだって。惑星ごとに自治があるのに、なんで貴族という身分は共通なの?あ、ここを突っ込むとまた話が統治論に戻るのでやめよう。
「貴族だから裕福というわけではない」、とわざわざ書いてあるけど、ようするにこの社会制度の中身は昔の典型的日本社会のイメージを引きずっているだけ。「武士道」とかイメージすると分かりやすいかな。上に記述した公式設定を読むと、江戸時代の設定読んでいるとしか思えないんですが。まあ、日本人が考えがちで、日本人がなじみやすい発想だと思います。ゲームにはこういうの多い。
そもそも世襲制って……。
職業選択の自由は守護聖にならなくても「無い」ってことじゃん。
いや、ほんと、女王の統治する宇宙には住みたくないわ。
王立研究院
公式設定ではたしか比較的近年できた組織のはずですが、不便なので私は昔からあることにしちゃいました。